特別展示「ボトルビルダーズ―古代アンデス、壺中のラビリンス」を開催しました
東海大学文明研究所とマイクロ・ナノ研究開発センターでは、9月24日(木)から11月29日まで、東京都文京区にある東京大学総合研究博物館小石川分館で開かれた特別展示『ボトルビルダーズ―古代アンデス、壺中のラビリンス』(主催=東京大学総合研究博物館)を共催しました。紀元前16世紀から紀元後16世紀まで南米で栄えたアンデス文明では、水や空気を入れると音が鳴る「笛吹ボトル」と呼ばれる土器が数多く使われていました。これらは内部の構造が複雑で、製法や音の鳴らし方などの多くは謎に包まれています。今回の展示会では、本学所蔵の資料4点を出陳するとともに、東京大学と岡山県立大学、BIZEN中南米美術館、本学が進めている共同研究の成果を紹介。ボトルの製作をラビリンスの建設にたとえながら、ペルーやエクアドルで出土した土器19点とその3Dサンプルレプリカを展示したほか、X線CT画像、土器に実際に空気や水を入れて採録した音声などを通して、アンデス文明を新たな視点でとらえなおしました。
【会期】
2020年9月24日(木)~11月29日(日)
【会場】
東京大学総合研究博物館小石川分館
地下鉄丸の内線「茗荷谷」駅より徒歩8分
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/information/map.html
【主催】
東京大学総合研究博物館
【共催・協力】
BIZEN中南米美術館、岡山県立大学、東海大学文明研究所、東京大学駒場博物館、科研費新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学」