Andes Collection

News 最新情報

織物5点を新資料として受贈しました

アンデスコレクションにこのほど、織物資料5点が加わりました。この資料は、本学卒業生の田牧陽一氏から寄贈されたものです。ご家族が仕事の関係で入手し、長くご自宅で保管されていた同資料の鑑定を文明研究所の吉田晃章准教授(文学部文明学科 マイクロ・ナノ研究開発センター)に依頼したことがきっかけです。教育・研究に活用してほしいとの要望を受けて、今年6月に受贈しました。11月1日から湘南校舎松前記念館で実施する展示会「アンデスの音とカタチ」で公開します。

資料のうち1点は、縞模様のほぼ完全な形の袋で、ほかにも幾何学模様が描かれた布や人面が描かれた布、帯状のものを貼り合わせた織物などで構成されています。今後は、マイクロ・ナノ研究開発センターやイメージング研究センターなどの分析機器を使って研究を進め、教育などにも活用していきます。

吉田准教授は、「新たに受け入れた資料は、アンデスの人々の生活を知るうえで大変貴重なものばかりで、本学で受け入れられたことを大変うれしく思います。アンデス文明の遺物は世界各国への流出が激しく、日本国内の個人宅にも数多く保管されているといわれています。資料保全や教育・研究への活用の観点から、今後は本研究所としても積極的に受け入れていきたいと考えています。保管や取り扱いに困っている場合などがあれば、ぜひご一報ください」と話しています。

Prev All Next